塔ノ岳日帰り登山ヤビツ峠,塔ノ岳,大倉へ

丹沢から見る富士山

こちらの写真は、2014年5月24日にヤビツ峠から塔ノ岳へ向かう登山道からの富士山です。生憎のくもり空ですが、何とか富士山が見れます。ヤビツ峠⇒塔ノ岳⇒大倉で14.3Kmほどを約7時間のコースです。途中、二ノ塔、三ノ塔、鳥尾山、行者岳、政次郎の頭、新大日、木ノ又大日、と起伏に富んだコースで、行者岳周辺には、鎖場があります。それなりに危険個所もあります。このコースは「表丹沢縦走コース」と呼ばれ、交通アクセスの良さも有、登山口までのバスは、いつも満員になるくらいの人気があるコースです。

大倉から登り始めて、山頂の塔ノ岳へ登り、大倉へ戻る事が多いのですが、今回の目的は、新調した登山靴の足慣らしもかねて、鎖場があるコースへ行くのが第一の目的。行者岳周辺の鎖場は、まだ登ってないので、持ってこいのコースです。

登山靴にはこだわります

購入したばかりでピカピカの状態です。丹沢縦走コースの鎖場で足慣らしが目的です。

スポルティバ トランゴS EVO

登山靴

北アルプス縦走用に購入した登山靴。2020年現在、このモデルは購入できません。イタリアのアウトドアブランドで、縫製もしっかりしていて足を包み込むようにフィットしてはいた感じが私好みです。春、夏、秋用ですが、ワンタッチアイゼンを装着できて、厳冬期以外の雪山での使用も可能となってます。

スポルティバの登山靴は、イタリア国内に限らず世界的に人気の商品で、人気のカラーは直ぐに完売してしまうほどです。この時に購入したこのシューズは、今となってはソールもすり減り、エッジも丸くなったのでトランゴS EVOの後継モデルを購入し使用しています。この手の登山靴はリソール(ソールを張り替える事)が可能なので、ソールを張り替えてみようかなと思ってます。長年履いたのシューズは足になじみ、更に履きやすくなります。

では、前置きが長くなりましたが、早速、登山口へ向かいましょう。

ヤビツ峠へ

登山口

このヤビツ峠は、登山者だけでなく、自転車乗りにも有名です。最寄り駅の秦野駅からバスで向かう最中、急峻な坂道をロードバイクで登る方をよく見かけます。ロードバイクでヒルクライムの経験は、1度ありますが、心が折れます。心臓も破裂しそうになります。

RICOH GR

リコーGR

カメラの紹介をしましょう。この頃は、RICOHのGRを登山で使用していましたし、今でも所有しています。コンパクトなボディにAPS-Cのセンサーを内蔵したカメラです。ユリシーズのカメラジャケット装着して使用します。

悪魔が囁く歩き始めの20分

山登り序盤戦

いつも思うことは、ここで引き返そうかな・・・歩き始めが一番きつい。30分もすれば、諦めて登る事に集中します。

行者岳近くの鎖場

3時間もかからず、行者岳の鎖場へ到着します。
ヤビツ峠から向かうと鎖場を下ります。

塔ノ岳の鎖場

両脇に鎖が張られています。混んでいても一人づつ距離を置いて下ります。この登山の目的の一つ、トランゴS EVOの使用感チェックですが、アルパインモデルだけあってソールは硬いですね!しかし、足首周りはスポルティバ独自の技術「3Dフレックスシステム」で、サポート性と稼働性を両立していてGoodです。

下から眺めて見ると

山の鎖場

一見すると下りが楽だと思われがちですが、その逆で、危険度も増します。足元をよく見て滑らないように気を付けて下ります。私の様にカメラ片手の登山は、細心の注意が必要です。

山の天気は変わりやすい

自然を楽しむには、悪天候も予期して備えています。レインウェア、ヘッドライト、もしもの場合の非常食・・・
身軽にしたいところですが、最悪の事態に備えて山へ入ります。

天候が変わりやすい山

本格的な登山を始めた頃は、不要なものまでザックに入れて結局使わず終いで下山する事も度々・・・
最近は、必要最小限にして身軽にしてます。

そして塔ノ岳山頂

何度も来た山頂ですが、何度来ても飽きる事はありませんね。

塔ノ岳山頂

山頂で風景でも見ながら、持参したおにぎりや、パンなどを食べます。山頂は、南に面しているので晴天だと暑いくらいです。富士山、相模湾など一望に出来ます。ここからの夜景、日の出を楽しむために山頂にある「尊仏山荘」に宿泊される方もいらっしゃるようです。

苦手な下り坂

大倉へ下りますが、山頂との標高差1200mをひたすら下ります。これが膝にじわじわと効いてきます。

塔ノ岳の下り坂

感覚的にスクワットしながら歩いてるようなものです。「これなら、登った方が楽だよ!」と毎回思います。もっと、筋肉付けるしかないのでしょうか?痛くならない歩きかたをもっと研究しなければ!

整備された登山道とおろしたての登山靴

おろしたての登山靴で、山に登るのは靴ずれしないか不安も付き物でしたが、私の足型に合っていたのか特に問題なく下山出来ました。

登山靴

アルパインモデルだけにソールは硬めで、塔ノ岳登山にはオーバースペックだったかもしれません。これを期に、北アルプス登山にはトランゴS EVOを履くことになりました。

塔ノ岳はよく整備された登山道です。ボランティアの方々が登山道整備、植林の再生活動を行っている事によって私たちが安心して登山できるのでしょう。いつの日か友人数名集めて、清掃登山を計画してみたいものです。

リコーGR

今回の登山の写真は、最初にも言いましたが、こちら「RICOH GR」ユリシーズのカメラジャケット装着。